【Interview】位置情報を活用した来店計測とユーザー分析。ADH×Foursquareの魅力とは

「デジタルの未来に、もっと力を。」をミッションに掲げ、デジタルのさらなる可能性を切り拓いていくデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社様。弊社とも様々な機会でビジネスをご一緒させていただいております。

そのなかで、今回の”ADH×Foursquare”の設計が実現した経緯や、広告業界においての位置情報とADHの需要や価値、そして”ADH×Foursquare”で可能になったことについて、お話をうかがいました。

「オフラインの強力な興味関心データとして、来訪計測の需要が急増」


Legoliss吉田:

Foursquareと、昨今の位置情報データのトレンドについて教えてください。

Legoliss 堤:
Foursquareは、主に広告配信での位置情報ターゲティングや来訪(来店)計測を目的として、どこの場所に・どういう人が・いつ訪れたかというデータを提供しています。位置情報ベンダーとして初めてMRC(Media Rating Councilの略:メディアに関して調査と評価を行う米国の非営利団体)に認定を受けているほど、データの精度が高いです。また、グローバル企業のため、海外データも保有している点がFoursquareの強みだと思います。パンデミックが収束に向かっているまさにいま、人々の移動が増え、改めてオフラインの強力な興味関心データとしてマーケターの皆様からの需要が増えています。

DAC 下奥氏:
新型コロナウイルス感染症拡大の影響が緩和し、消費者が店舗に訪れる機会が今まで以上に増えました。小売店や車業界など実店舗をお持ちのクライアント様には、広告接触後のコンバージョン(最終的な成果)、なかでもとくに、店舗への来訪につながっているのかを可視化したいという需要があります。来訪分析と聞くと小売のイメージが強いかと思うのですが、昨今では観光業界クライアント様の需要も伸びてきています。

「ハイセキュアかつ、外部データとの掛け合わせも可能な”自由度の高い”ソリューション」


Legoliss吉田:
店舗への来訪分析において、ADHはどのようなソリューションでしょうか?

DAC 滝沢氏:
ADHはGoogleの提供するデータクリーンルームです。データクリーンルームでは、条件付きで広告配信結果のデータにアクセスができ、広告接触した消費者のプライバシーを保護しつつ動向分析を行うことができます。データクリーンルーム活用のメリットは、Cookieに依存することなく利用ができ、プラットフォーマーの提供する情報で個人を特定できるため、ポストCookie時代に適したソリューションと言えます。広告配信結果のデータだけでなく、外部データとのかけ合わせもできるため、より自由な分析が行うことができ、需要の高いソリューションです。

Legoliss吉田:
今回もその自由度の高さによってFoursquareとの連携が実現されたのですね。
今回共同リリースとなる、FoursquareとADHをかけあわせた広告商品についてお聞かせください

本ソリューションの商流および各社役割分担について


Legoliss 堤:
弊社、株式会社Legolissは米Foursquareの日本総販売代理店であり、Foursquareは位置情報を提供するデータベンダーです。Foursquareから位置情報データをADHへ送り、その後、DAC様がADHを活用してクライアント様ごとに来訪分析をする、という役割分担になります。

「需要に応えるために、超えたい”データ受け渡しの壁”があった」

 

ADHで来訪計測を行う必要性について

 

    

Legoliss 堤:
Foursquareのようなデータベンダーにとって、ビジネスの核である生データ(Raw data)を受け渡すことは大変慎重にならざるを得ません。もちろん生データ(Raw data)はマーケターの皆様にとって価値は高く、汎用性も高いことは理解しておりますが、データを受け渡した後のコントロールが課題でした。決して代理店様を疑っているわけではないのですが(笑)。そのような理由から、これまでご要望は大変多くいただいておりましたが、Foursquareではグローバルでも生データ(Raw data)の受け渡しは行っておりません。ですので、今回のDAC様が完全に特例ということになります。実現のために、まずはADHというデータクリーンルームを活用することを条件として、日本のマーケットの現状やデータクリーンルームの需要を材料にFoursquare側と交渉を続けました。かなり難航しましたので、まさか実現できるとは思っておらず、Foursquareから承認されたときは感激しました!

今回の設計が実現した理由について


Legoliss 堤:
一番の理由は、DAC様とのこれまでの関係性だと思います。来訪計測やターゲティング以外にも、過去にDAC様の自社DMP「AudienceOne®」へFoursquareデータをお送りさせていただいた実績もあり、日頃からFoursquareデータにご興味を持っていただき、活用案についてのコミュニケーションも頻繁にさせていただいておりました。Foursquareデータのポテンシャルを最大限発揮するためには、DAC様とご一緒させていただくしかいない!と思ってました。また、私個人としても、今後より一層分析ツールの重役となっていくであろうデータクリーンルームを活用できればと思っておりまして、生データ(Raw data)の受け渡しに関する突破しなければならない諸条件の壁を越えて、マーケターの皆様により自由なデータ分析の基盤をご提供したいと強く思う気持ちが、今回の設計を実現する原動力となりました。

「ホットな分析データをさらに深く、新しいデータ提供のきっかけに」



Legoliss吉田:
この商品設計の意義とマーケターへのメッセージをお願いします!

DAC 下奥氏:
これまでもFoursquareデータを3PASでつなぎ、基本的な来訪計測はできていましたが、タグ設置が必要であり、外部データと突合できず、より深い分析ができないといった課題がありました。今回ADHを介してデータ連携ができることにより、分析のなかでもホットで注目されているテレビCMデータと掛け合わせた効果検証や、媒体側がもっている属性データとの掛け合わせができることで、より深い来店計測ができるようになります。実店舗を保有するマーケターの皆様には、どういう人が訪れているかさらなる情報が得られます。

DAC 滝沢氏:
デジタルマーケティングの課題として、オンラインデータとオフラインデータの分断があり、クライアント様からもよくご相談をいただきます。今回ADHを活用した座組の商品で、よりオンラインとオフラインの統合したマーケティングが実現できるため、大変需要があると思います。ADHを活用した分析の強みとして、属性分析、重複分析(とくにテレビCM)があり、マーケターの皆様のさらなる課題解決に貢献できます。Googleの提供するADHに限らず、Yahoo、LINE、X(Twitter)、Metaのデータクリーンルームも、DACでは取り扱っておりますので、今回の座組を今後横展開していきたいです。

【9/7開催】 X×SocialDatabase×Legolissウェビナーのお知らせ

日本進出から1年、多くの広告主様にご利用いただいてきた「SuperAudiences」に加えて、
今秋にはBtoBターゲティングに特化した「Super ABM」のリリースを予定しています。
本ウェビナーでは各ソリューションの機能紹介をはじめ、効果的な活用方法/事例をX社の視点も交えながら紹介いたします。

ぜひご視聴ください。

ウェビナー概要


日時:2023年9月7日(木) 15時00分~16時50分
会場:オンライン開催(Zoom)
参加費用:無料

<お申し込み(無料)はこちらから(Zoomの登録フォームに移行します)>

 

プログラム


・オープニングトーク
・SuperAudiencesとは?日本市場進出から1年を振り返って
・新サービス「Super ABM」について
・新料金ついてお知らせ
・Q&A

ウェビナーへのご質問はこちら



ご質問は当日ライブ回答!

ご質問はこちら


本ウェビナーに際してご質問がございましたらにご記入をお願いいたします。
ウェビナーにてライブ回答(匿名)もしくは後日返答させていただきます。皆様のご質問をお待ちしております!

登壇者


X(Twitter Japan株式会社)API JAPAC Lead / Revenue Product Specialist
湯川 大輝氏

SOCIALDATABASE APAC担当 Business Development
上田 裕梨氏

株式会社Legoliss アカウントマネージャー
小西 未紗

【メディア掲載】「SuperAudiences」日本ローンチから1年

superaudience

メディア掲載のお知らせ


日本進出1周年を迎えました動画広告ソリューション『SuperAudiences』についてDIGIDAYにスポンサー記事を掲載いたしました。

 

日本ローンチから1年。 SuperAudiences の精緻なターゲティングはX(Twitter)広告の可能性をどう広げたか?

 

プラットフォームの大きな変化を受けながら、この1年でSuperAudiencesがどのように進化してきたか?
大きな手応えを感じられたというIRIAM様での活用事例を交え、これからの展望をお聞きしています。

注目される今後のX(Twitter)の日本国内市場での可能性についても大きなヒントがある内容となっております。ぜひご覧ください。

【8/29開催】 ZEFR MAXウェビナーの案内

日本でのサービス開始から2年、多くの広告主様にご利用頂いてきたYouTube動画広告ソリューション「ZEFR(ゼファー)」は、2023年8月1日(火)より、ブランドセーフティと広告効果の最大化の両方に寄与する新しいソリューション『ZEFR MAX』を提供しています。

YouTube動画広告において、従来、クリエイティブとオーディエンスベースでのターゲティングの掛け合わせで広告のパフォーマンスが決まっていきますが、広告の掲載面を適正化することで、広告効果のさらなる改善につながります。

本セミナーでは、「ZEFR」を通してYouTube広告の価値向上を実現しているオプトの福居氏をゲストにお招きして、ZEFRソリューションの活用事例、新ソリューション「ZEFR MAX」の紹介、YouTube広告をより効果的に配信いただくための手法をお伝えいたします。

ぜひ、この機会にご視聴ください。

ウェビナー概要


日時:2023年8月29日(火) 13時00分~13時50分
会場:オンライン開催(Zoom)
参加費用:無料

<お申し込み(無料)はこちらから(Zoomの登録フォームに移行します)>

 

<ウェビナーへのご質問はこちら>

ご質問は当日ライブ回答!

ご質問はこちら


本ウェビナーに際してご質問がございましたらにご記入をお願いいたします。
ウェビナーにてライブ回答(匿名)もしくは後日返答させていただきます。皆様のご質問をお待ちしております!

登壇者


株式会社オプト
インテグレーテッドメディアプランニング部
福居 愛望氏

株式会社Legoliss
アカウントマネージャー
福岡 勇祐
小西 未紗

ZEFR、第三弾となる認定パートナーを発表 日本でのYouTube/TikTok動画広告向けソリューションの提供を強化

動画広告向けのソリューションを提供するZefr, Inc.(ゼファー、米国カリフォルニア州、CEORichard RaddonZach James、以下ZEFR)は、日本事業のパートナーである株式会社Legoliss(代表取締役:澤崎 真樹、以下Legoliss)のサポートの下、日本市場における認定パートナープログラムを発表し、第三弾として以下の広告代理店を認定いたします。

【第三弾 認定パートナー(50音順)】

 

 

既存の認定パートナーは下記よりご確認ください。
第一弾
第二弾

 

認定パートナープログラムは、ZEFRのソリューションを駆使して、YouTube/TikTokを始めとした動画広告におけるブランドとの適合性の実現を支援し、広告主によるキャンペーンの最適化の実績を有するパートナー企業を認定するものです。

 

今後ZEFRは、認定パートナー各社と連携しつつ、より多くの広告主へ、動画広告向けソリューションの提供を推進してまいります。ZEFRの詳しい情報、およびZEFRを活用した動画広告配信に関する詳しい情報についてはHPまたは、以下の窓口までお問合せ下さい。

 

◆ZEFRについて

 ZEFRは、動画広告のための効果的なソリューションを提供するリーディングカンパニーで、YouTubeFacebookTikTokの公式パートナーに選出されています。コンテクスチュアルターゲティングは、広告掲載先のコンテンツを解析し、その文脈に応じた広告掲載を行うため、個人情報保護の背景から利用規制が強化されているCookieに依存しない手法として注目を集めており、ZEFRのソリューションは、20214月のローンチ以降、数多くの広告主、広告代理店に利用されています。広告主は求めるブランドイメージに合わせて、動画広告の掲載先のコンテキストやBrand Suitability(ブランド適合性)をコントロールすることが可能になり、広告効果の向上が期待できます。


HP(日本語):https://zefr.jp/
HP(英語):https://zefr.com/

 

◆ZEFRに関するお問い合わせ先(全般)
株式会社Legoliss
マーケティングソリューション事業部 ZEFR担当
E-mail:zefr@legoliss.co.jp

 

◆ZEFR 第三弾 認定パートナー各社のお問い合わせ先

Septeni Japan株式会社
アドマネジメント本部 ソリューション推進部
E-Mail:ad_verification_ope@septeni.co.jp

大日本印刷株式会社
出版イノベーション事業部 ZEFR担当
E-Mail:gsm_blm_dsp@mail.dnp.co.jp

株式会社プライムクロス
メディアコンサルティング部
E-mail:info@prime-x.co.jp
お問合せフォーム:https://www.prime-x.co.jp/contact/privacypolicy3.html