「Privacy Tech Summit 2022〜改正個人情報保護法施行直前!改正法対応の最適解とCookieに依存しないこれからのマーケティング〜」に登壇いたします

【イベント登壇のお知らせ】
昨年12月に第1回目が開催され、参加者300名と大盛況だった「Privacy Tech Summit」
2月17日に第2回サミット「PrivacyTechサミット2022〜改正個人情報保護法施行直前!改正法対応の最適解とCookieに依存しないこれからのマーケティング〜」が開催されます。
Legolissも、Priv Tech株式会社様、TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社様、株式会社インティメート・マージャー様と一緒に登壇させていただきます。
日時   :2022年2月17日(木)14:00~17:00
会場   :オンライン
参加費  :無料

 

お申込みこちら
ぜひ、ご視聴いただけますと幸いです。

スーツも接客も個人にぴったりフィットしたものを ― オンワードパーソナルスタイルが目指す「オーダーメイドの民主化」

株式会社オンワードパーソナルスタイル 様

「一人ひとりにフィットした上質な顧客体験」は、ブランドの重要な価値のひとつです。オーダーメイドスーツをメイン商材とする株式会社オンワードパーソナルスタイル(以下、OPS社)ではデータを活用して、接客からアフターフォローまでよりパーソナライズされた顧客体験を提供するためにTreasure Data CDPを導入しました。

同社DX部の大井綾子さまと金屋雅一さま、およびプロジェクトの設計や進行管理を務めた株式会社デジタルシフト(以下、デジタルシフト社)の木戸大祐さまに「オンワード・オーダーメイド事業における顧客中心のデータ活用の仕組み化」と題してCDP導入プロジェクトの詳細をお話しいただきました。聞き手は、同社に伴走してデータ活用に取り組ませていただいたLegolissの小林範子が務めました。

<話し手>
大井 綾子さま
株式会社オンワードパーソナルスタイル
DX部 ゼネラルマネージャー

金屋 雅一さま
株式会社オンワードパーソナルスタイル
DX部 エキスパート

木戸 大祐さま
株式会社デジタルシフト
CXデザイン部 プロジェクトマネージャー

<聞き手>
株式会社Legoliss
取締役/データマーケティング事業部 事業部長
小林 範子

パーソナライズされたより良い顧客体験を提供するために

OPS社は、株式会社オンワードホールディングスの100%による事業子会社です。「オーダーメイドの民主化」をミッションに掲げ、2017年に新ブランド「KASHIYAMA」をスタート。スーツやシューズのオーダーメイドをメイン事業としています。独自のサプライチェーン構築による納期短縮と適正価格の実現が特徴で、これまでのオーダーメイドでは納品まで1カ月かかっていたところ、最短1週間で提供しています。

今回Treasure Data CDPを導入した目的は「顧客中心の事業活動強化」すなわち、「カスタマーサクセス 」にあります。目まぐるしい市場環境の変化や技術の進歩の渦中で生き残るには、顧客に対するブランドの提供価値を高めなくてはなりません。具体的には、オフラインでは接客の品質向上、オンラインでは情報発信の高度化およびパーソナライズ化、すなわち「より一人ひとりにフィットした上質な顧客体験」を提供する必要があります。

OPS社が実現を目指す顧客体験のイメージは以下の図の通りです。カスタマージャーニーの全ての段階で、データを活用してより良い顧客体験を提供する、その根幹にTreasure Data CDPがあります。

予約時や採寸時の接客品質の向上は、ブランド・サービスへの期待感醸成につながります。来店後アンケートや商品到着までの間のアフターフォローの質を高めることで、顧客のわくわく感を維持すると同時に不安や不満の芽を摘むことができます。さらにメンテナンスの案内といったパーソナライズされた情報を適切なタイミングで提供することで、購入後も顧客との接点を持ち続けることが可能になります。

この仕組みを実現するため、Treasure Data CDPにすべての顧客データを集約し、各種ツールを通してさまざまな場面で活用できるようにするのが今回のプロジェクトです。プロジェクトの設計や進行管理、CRMコンサルティングとしてデジタルシフト社が、Treasure Data CDPのインプリメントとデータ活用の運用支援でLegolissが参加しています。

プロジェクトで解決すべき3つの課題

プロジェクト開始前、OPS社は大きく分けて3つの課題を抱えていました。「データ管理上の課題」「データ活用上の課題」「情報発信上の課題」だ。プロジェクトではこれら全ての解決を目指します。

データ管理上の課題

店頭受注、EC、会員、会計など全てのシステムが個別に存在しており、且つシステム間にデータ連携や情報共有の仕組みがありませんでした。いわゆる「サイロ化」しており、データ活用が難しい状態でした。

データ活用上の課題

店頭での接客時に取得した顧客データは、各スタイルガイド(販売員)が紙のカルテで管理していました。これは顧客対応や接客スキルの属人化をまねいていました。さらに顧客管理はExcelで行っているなど、カルテと顧客管理が連動していませんでした。

情報発信上の課題

メールでの情報発信はしていたものの、顧客全員に同じタイミングで同じ内容を発信していました。顧客データを分析して最適なタイミングや内容を見極める、パーソナライズの仕組みがなかったことが原因でした。

CDP導入プロジェクト実施の流れ

プロジェクトは2段階に分けて行われていました。ステップ1ではTreasure Data CDPにデータを一元化し、サイロ化を解消します。次にステップ2でデジタル顧客カルテやMA等のツールを導入し、接客や情報発信をパーソナライズします。これにより、前項で挙げた3つの課題を解決していくというものです。

  • ステップ1:サイロ化の解消(管理上の課題を解決)
  • ステップ2:データを活用したパーソナライズの実施(活用上・情報発信上課題を解決)

 

ステップ1の前に

デジタルシフト社の木戸氏は、プロジェクト実施の前に現状把握から始めました。まずKASHIYAMAがスタートしてから現在までのデータを分析し、顧客についてさまざまな角度から確認していきました。それを踏まえた上で、ブランドとしてどのような価値を顧客に提供するのか、つまりプロジェクトの軸を定めました。

プロジェクトの目的は顧客により良い価値や体験を提供することです。定めた軸に基づき、理想を実現するために顧客との関係をどのように作っていくのかをプロジェクトチーム内で考え、各ステップの実行に進みました。

 

ステップ1:データの一元化

オーダーメイド商材を取り扱うため、生地や採寸データ、利用オプションなど、データの種類も量も多くなります。スーツ、シャツ、シューズと品物ごとにシステムが異なり、リアル店舗/ECのチャネルでもデータが分かれていました。手書きのデータもあ理ました。この大量のデータを統合して活用できる状態にするためには、まず各システムのどこにどのデータがあるのかを把握しなくてはなりません。

そこでTreasure Data CDPのインプリメントに入る前の段階からLegolissも参加し、状況把握や仕様設計を行いました。各所でサイロ化したデータを照らし合わせ、OPS社・デジタルシフト社・Legoliss社の3社が密にやり取りをしながら、「どことどこのデータが一致するのか」「どことどこを繋げたら、高精度なデータとして活用できるようになるのか」といった議論を重ねて、データの整理と仕様設計を進めました。

デジタルシフト社の木戸氏は「地道なプロセスだが、一番大事なところ」だと振り返ります。ここで正確なデータの地図を描いておくことが、今後のデータ活用におけるキーポイントです。こうして綿密な設計の基、Treasure Data CDPにデータを一元化することができました。

 

ステップ2:一元化したデータを活用する

Treasure Data CDPに蓄積したデータのアウトプット先として今回のプロジェクトで対応するのは、スタイルガイドが接客時に使用する「デジタル顧客カルテ」と、パーソナライズされた情報発信を行うための「MAツール」です。

また、店舗の売上げや個人の成績を評価するための「BIツール」を用いたデータの可視化も先行して進んでおり、この対応も合わせて行われました。これらの3つのツールにTreasure Data CDPからデータを連携し、活用します。

データ連携のためには、それぞれのツールに対応するデータマートをTreasure Data CDP内で構築する必要があります。データマートとは、目的に応じて部分的に抽出したデータです。ここでもステップ1に引き続き、デジタルシフト社とともにLegolissが大きな役割を果たし、もはやOPS社よりもOPS社のデータに詳しい程、となりました。

データマートが3種類であっても抽出元のデータは共通です。処理を共通化したり、逆に個別にすべきところは分けたり、長期的な運用の継続も考慮して設計しました。Legolissのデータエンジニアが中心となり、OPS社、デジタルシフト社両者に相談をしながら意見をすり合わせて作り上げました。

「システムごとにマスタをどう使っていくのか、保守性を考えた上でどう統合するのがベストなのかについて、(Legolissさんに)リードしていただけたので、我々としてもかなり進めやすかった。」(デジタルシフト社 木戸氏)

こうして構築したデータマートを各ツールに流し込むことで、データを活用した顧客体験向上が可能となります。

スケジュールと苦労した点

上記では順に説明しましたが、実際にはステップ12の作業はほぼ同時に実施されました。BIツールでの可視化は先行して進められていたため、顧客カルテとMAへのアウトプット部分の開発とデータマート構築を行いながら、同時にCDPの構築も進めました。

開発を並走させることで期間は短縮できましたが、苦労したこともありました。例えば、前述の各データマートで共通化できる部分/分けるべき部分をはじめ、どういうデータが異常値か、使うべきデータカラムはどれなのか等々、先行して作業しているBIツール側で判明することはたくさんあります。それらはもちろん顧客カルテとMAの仕様やデータマートにも反映させなくてはなりません。工程の前後関係やスケジュールへの影響を踏まえながら管理・調整することに尽力したと木戸氏は振り返ります。

タイトなスケジュールではありましたが、制作物のクオリティについて「帳票周りや顧客カルテは実際スタッフが使うものなので妥協できなかったし、リリース日も強い希望がありました」(OPS 大井氏)という。「木戸さんにもLegolissさん(プロジェクト担当者のテクニカルディレクター/データアナリストの仙田真帆)にも相当苦労して進めてもらいました」と大井氏は話します。より良い顧客体験のためには妥協しないOPSの強い思いにデジタルシフト社とLegoliss社が全力で応えました。

リリース後の今も、システムのブラッシュアップは続けられています。大井氏が実現したいことや変更したい部分を相談すると、Legolissからは既存システムへの影響範囲を踏まえた的確なアドバイスを返します。ステップ1でデータの全体像把握に力をいれたからこそです。

Legolissの小林はプロジェクトを振り返り、「3社が臨機応変に判断をして最善の方法を見つけられた。同じ方向に向かってプロジェクトが進んでいたのはすごく良かったです」と話しました。

Treasure Data CDPを選んだ3つの理由

プロジェクトで導入するCDPとしてTreasure Data CDPが選定された理由は主に3つあります。まず1つ目は、グループ全体での活用を見据えたスケーラビリティです。これには容量やパフォーマンスだけではなく、ガバナンスや管理のしやすさなども含みます。

2つ目はインプットとアウトプットのしやすさです。オンワードグループ全体で見ても独自の既存システムやSaaS系のサービスなど数多くのシステムを利用しており、今後さらに増える可能性もあります。どんなシステムからでもデータをインプットして一元化でき、どんなシステムにもデータをアウトプットして活用できることが重要です。

3つ目はデータ分析のしやすさです。データを扱うのはエンジニアだけとは限らないです。専門家でなくてもとっつきやすいことも重視しました。

以上の観点から、Treasure Data CDPのスケーラビリティや外部コネクタの豊富さ、GUIのわかりやすさなどが評価され選定されました。OPS社だけではなく、オンワードグループ全体でもTreasure Data CDPを活用することが決定しています。

目指す姿を実現するためのパートナーとツール選定

CDPを導入しただけで魔法のようにDXが実現し、事業が成長するわけではありません。目指す姿をしっかり描き、従業員や顧客に定着させながら保守・運用していく必要があります。それができるパートナーとして選ばれたのがデジタルシフト社でした。実際、前項で紹介したように、木戸氏はプロジェクト開始前の現状把握と理想とする姿の明確化に力を入れました。

目指すべき姿が明確になった後は、それに最適なツールや開発会社を選定しました。アウトプット先のツールは類似事例の豊富さやシステム間のつなぎやすさから相性の良いSalesforceに統一しました。そして、Treasure Data CDPの導入実績が豊富なLegolissが開発会社として選ばれました。Salesforceのツールに関する開発・運用はtoBeマーケティング株式会社が担当しています。

運用開始から3カ月弱での成果

2021年3月に実装が完了し、運用開始してから本対談が実施されるまでに3カ月弱が経過しました。まだ成果が出始めた段階ではあるが、ここまでの成果の一部を紹介します。

意思決定速度の飛躍的な改善

Treasure Data CDP導入前はデータがサイロ化していたため、各所からデータを集めてくる必要があり、それに1週間、場合によっては1カ月かかっていました。一元化によりこの待機時間がゼロになりました。

また、データの突合や異常値のクレンジング等、分析の前処理に1日かかっていたが、本プロジェクトによる自動化で前処理時間もほぼゼロになりました。

これらのデータ分析速度向上により、事実確認やデータに基づく意思決定の速度が飛躍的に改善されました。

パーソナライズ配信によるCVR改善

MAを用いてパーソナライズされた情報を発信することで、CVRは約5%の改善が見られました。オーダーメイドスーツは購入周期が長い傾向があるため、今後運用期間が長くなるにつれてますます成果が見えてくると予想されます。

接客時の顧客理解の深化・速度向上

デジタル顧客カルテはタブレット形式で、スタイルガイドの手元で顧客データを参照できます。紙のカルテよりも参照スピードが大きく向上し、顧客を待たせる時間が軽減されました。バックオフィスのPCまでデータを見に行く必要もないです。

顧客理解が深まり、会話やレコメンドする際のヒントが得やすくなったと現場からも好評だといいます。今後も現場の意見を拾い上げながらアップデートしていく予定です。

データ活用の環境が整い、次は「どう活用するか」

CDP導入プロジェクトにより、データを利活用する環境が整いました。その環境を利用して、OPS社は次の段階へ向けて動き出しています。構想は大きく分けて3つです。

1つ目は、顧客状態把握の高度化とKASHIYAMA愛好の深化です。購買・心理の両側面からロイヤルティを計測し、愛されるブランドを目指します。ロイヤルティを高めるプログラムの導入も検討しています。

2つ目は、定性データを活用したパーソナライズの強化です。デジタル顧客カルテで接客を高度化しただけではなく、接客時に得たデータを蓄積して次のコミュニケーションに活かします。

3つ目は、スタイルガイドと顧客のつながり強化です。接客のプロであるスタイルガイドの数はOPS社の強みのひとつです。現在はスタイルガイドと顧客の接点は店舗が中心だが、それ以外でも顧客の好みのチャネルやタイミングでコミュニケーションを取れるような仕組みを整えます。

ミッションに掲げた「オーダーメイドの民主化」の通り、オーダーで作ることの価値や楽しさをより多くの顧客に伝え、最高の顧客体験を提供するためにこれからも邁進していきます。

 

役員人事のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

株式会社Legolissは先般の取締役会において代表取締役の酒井克明が退任し、現代表取締役副社長の澤崎真樹が代表取締役に就任した旨をお知らせいたします。

今後とも、役員、社員一同、より一層社業のために努力いたす所存でございますので、ご支援ご厚情を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

Legoliss役員紹介はこちら
https://legoliss.co.jp/members/

代表取締役のメッセージはこちら
https://legoliss.co.jp/message/

2022 新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は、多大なるご尽力をいただき、誠にありがとうございます。

2022年Legolissは8期目を迎えます。
これもひとえに皆様方のお力添えのおかげと深く感謝いたします。

自社開発のマルチクラウド対応のカスタマイズ型CDP『kukuLu』や
昨年4月にローンチいたしました動画広告向けソリューション『ZEFR』は
お陰様でたくさんの反響をいただいておりまして感謝申し上げます

2022年も皆様のデータ活用をより一層ご支援させていただけるように
親会社である三井物産と協業しながら、
更なるサービスの向上に努め、様々な領域を広げていきたいと思っております。

データ活用のみならずマーケティングにおいてご相談、お悩みがございましたら
お気軽にご連絡をいただけますと幸いです。

今年も社員一丸となって皆様から愛される会社を築いていけるよう頑張って参りますので
引き続き、よろしくお願い申し上げます。


12月8日開催「DIGIDAY BRAND LEADERS」にて、中嶋が登壇いたします

 

2021年12月8日、ザ・リッツカールトン・東京にて、「DIGIDAY BRAND LEADERS」(https://event.digiday.jp/event/digiday-brand-leaders-2021/が開催されます。

今年のテーマは「Connectivity(接続性)」

担当役員の中嶋が、今最も注目されているコンテクスチュアルターゲティングが可能となるZEFRについてお話しをさせていただきます。

【12月9日開催:オンラインイベント】新しい顧客体験の作り方 〜マクアケ様の事例公開〜

【オンラインイベントのお知らせ】

※こちらのイベントは終了いたしました。

<概要>
一人ひとりに合わせた顧客体験を提供し、その価値を高めることが重要視される今、アタラシイものや体験の応援・購入ができるサービス「Makuake」を運営するマクアケ様も、0次流通市場という新しい購買体験を提供されています。
本セミナーでは、マクアケの佐藤様とセールスフォース・ドットコムの徐様をゲストにお招きして、マクアケ様の顧客体験事例をご紹介させていただきます。

【開催概要】
日時:12月9日(木) 14:00-14:50
会場:オンライン​(zoomウェビナー)
参加:無料​(事前登録制)

【登壇者】
<Guest Speaker>

佐藤 弘毅
株式会社マクアケ 開発本部

1991年1月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、株式会社コロプラに入社し、ライトゲームの開発や人気タイトルのディレクター業務などを担当。 その後エブリーにジョインし女性向けライフスタイル動画メディア「KALOS」のコンテンツ企画制作やSNS改善、ECの立ち上げやライブコマース事業を担当。 その後、マクアケにジョインし、CRM領域のメルマガやpushの最適化、Web/アプリの改善に従事。

徐 佑鎭 氏
株式会社セールスフォース・ドットコム
マーケティングクラウド営業本部 マーケティングクラウド第三本部  第七営業部アカウントエグゼクティブ

前職広告代理店、DSPの販売などの経験を経て、2019年より株式会社セールスフォース・ドットコムへ入社。 顧客へのデジタルマーケティング領域の支援としてセールス業務を担当し、さまざまな業界へセールスフォース製品の導入、活用支援に従事。

<Moderator>

窪田 恭紘
株式会社Legoliss
データマーケティング事業部 テクニカルディレクター/データアナリスト

大学院卒業後、家電量販店でカメラ・プリンタなどの商材を中心にメーカー製品の販売業務に従事。その後、大手インターネット企業でネットショッピング事業に携わり、出店企業や個人事業主のコンサル営業に従事。食品からファッション、美容・健康など、幅広いカテゴリのクライアントを担当し、広告やCRMツール等を活用した顧客獲得・育成の提案など幅広いサポートを行う。その後、Legolissに参画し、Salesforce Marketing CloudなどのMAツールの実装・運用、TableauなどのBIツールのダッシュボード構築などに従事。

 

◯お申し込みはこちらから事前登録をお願いいたします。
(Zoomの登録フォームに移行します)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_MpMRqAhMSMyIbM0O3ENTSw

◯イベントに関するお問い合わせはこちらまで
info@legoliss.co.jp

ご興味のある方はぜひこの機会にご視聴ください。

Legolissへようこそ!2022年度 新入社員内定式を行いました

Legolissは、11月2日に「2022年度 新入社員内定式」を開催いたしました。

※式中・写真撮影直前まではマスク着用、撮影時のみ飛沫感染に注意しながら撮影を行いました。

 

来年4月にフレッシュな4名のメンバーがLegolissにジョインいたします。

式は内定者のみなさんへ、代表の酒井と副社長の澤崎の挨拶からスタート。

続けて少し緊張気味の内定者4名の自己紹介、その後取締役の中嶋と小林より、各事業部紹介を行いました。

残り少ない学生生活を充実させ、4月にお会いできることをLegoliss社員一同楽しみにしています!

【Legoliss社員インタビュー】入社2年目のデータマーケ女子に聞いてみた。<後編>

Legolissに新卒で入社して2年目。データマーケ女子の河合七海さん(写真右)と田中絵茉さん(写真左)にインタビューをしました。

入社後、それぞれ別の事業部に配属され、約2年間どのように過ごしてきたのか、2人のリアルな声をお届けします!今回は後編です。

【Legoliss社員インタビュー】入社2年目のデータマーケ女子に聞いてみた。<前編>

 

まずは2人のプロフィールから

 河合七海(Nanami Kawai)

大阪府出身。愛称は「河合ちゃん」
大学時代は、情報システム技術を活用した、建築構造計画や建築・都市空間創生について学ぶ。現在、データマーケティング事業部データチームで、テクニカルディレクター/データアナリストとして活躍。CDP構築プロジェクトにデータアナリストとして従事し、20社以上が関わる複雑な大型プロジェクトにおいて、データの取込〜出力等の、他ベンダーとの連携が必要な業務を担当。細部まで徹底的に確認と調整を行い、プロジェクトを推進することを得意とする。 

田中絵茉(Ema Tanaka

東京都出身。愛称は「エマ」「エマちゃん」
大学時代は、組織管理論や経営管理論、ベンチャー企業論について学ぶ。現在、データマーケティング事業部マーケティングチームで、コミュニケーションプランナーとして活躍。入社後、Google、YahooTwitterFacebookTheTradeDeskSmartnewsAppleSearchAdsの広告運用に携わり、その後、大手フードデリバリー企業のLINE公式アカウント運用に従事し、クリエイティブディレクションから設定、分析、コンテンツ考案までを担当する。

 

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Legolissに入社して、データマーケ女子になってよかった点は?

 

河合七海(以下、河合):Legolissでは誰もが知っている大手企業の案件に携わることができるので、さまざまな業界の仕組み的なことが、データを通じてわかるところが面白い。現在エネルギー事業の企業様とアパレル企業様の案件に入っていて、どちらも小売業ですが、業種が異なると全く違います。例えば、コロナの影響の受け方も違うし、アパレル企業様だとセールの時期のデータを見たりすると「なるほど!」って思ったり。数値を見ると意外な動きもわかったりします。事業主側だと自社のデータのことしかわかりませんが、支援事業側だと色々なデータを見て、知ることができるので、そこが良い点です。

 田中絵茉(以下、田中):施策であったり、もちろんクリエイティブもですが、結果が数字に表れて、それを分析して、次にどうつなげていくか。感覚だけでなくて、幅広いデータの可能性を見ることができるのが、魅力です。いわゆる“データマーケ的”なところですね(笑)自分が関わったものが消費者に届いて、それが数字に表れることは、仕事していく上ですごく面白いです!

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仕事以外でのLegolissの魅力は?

田中:自由なところ!髪色やファッションもとにかく自由です。この間、ふと髪色を明るく変えて出社したのですが全く問題なく、みんなからのウケが良かったくらい(笑)

 河合:私もエマと同じ、自由なところと、オフィスが北参道にあるので、立地が良いところが魅力だと思います。会社の周りにお店もいろいろあるので、業務外でもランチでみんなと交流できるのがいいですね!あと、プライベートとのオンオフの切り替えがちゃんとできるところです。その日の業務は勤務時間内でしっかりやりますが、時間配分含め、わりと自分のペースでやらせてもらえています。

田中:あと、これは仕事面になりますが、ひとり一人の裁量が大きく、なのでもちろん責任も伴うのですが、自分の仕事がダイレクトにクライアントに貢献できている、と実感できるところも働く上での魅力です。

 

 

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これから身に付けていきたいスキルは?

河合:データを整理する仕事をしているので、自分がまとめたデータをどうやって活用していくか、どのくらい効率よくコスト削減してメールを送れているかとか、CDPに連携するMAに関しても勉強して、スキルを身に付けていきたいです。正しくデータを整理する業務をしていますが、それがいかに役立っているかまではわからないので。LegolissにはMAチームがあるので、一緒にやってみたいなって思っています。その後の活用・施策をもとに、さらにデータについての知識を培ったり、B Iも使えるようになれたり、データを整理した後に表やグラフを作成したり、そんな風にどんどんやれることを広げていきたいです。あともう少しお客様と会話を通してキャッチボールができるようになりたいです。今は何かあれば先輩がフォローしてくれますが、定例の進行も含め、最初から最後まで自分でクライアント側とコミュニケーションを取りながら、決定できるような人材になりたいです。

 田中:今はLINE運用がメインなので、SNS全般のスキルを身に付けたいです。L I N Eといえば「エマ」、Twitterといえば「エマ」、SNSといえば「エマ」って(笑)SNSのことならエマに聞けば何でもわかる!そんな人材になりたいです。なので、LINEだけでなく、TwitterInstagramFacebookのアカウント運用もやっていきたい。同時に広告運用のスキルももっと身に付けていきたいです。あとはチャレンジしてみたいことで言うと、今はクリエイティブ制作に関してはディレクションのみなので、実際に自分で作れるようになりたいのです。そのためにPhotoshopIllustratorも勉強したいですね。自分で作れるようになれば、デザイナー側に立って、「ここは指示が欲しいな」とか「ここは任せて欲しいな」という部分が理解できるんだろうなって思います。

 河合:あ!もうひとつ!コロナ禍でテレカンでの会議が増えましたが、パソコンの画面越しの印象と実際に対面で会ったときの印象って違うと思うんです。テレカンだと画面オフで声だけのこともあるので、相手に違う印象を与えてしまうことも。画面越しで印象が変わらないように、好印象に見せる術も身につけたいです(笑)

 

 

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2年目の2人にたっぷりとお話しを聞きました。事業部によって担当する仕事内容は全く異なりますが、Legolissの、データマーケの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。3年目向けての、これからの二人の成長が楽しみです!

 

【Legoliss社員インタビュー】入社2年目のデータマーケ女子に聞いてみた。<前編>

Legolissに新卒で入社して2年目。データマーケ女子の河合七海さん(写真右)と田中絵茉さん(写真左)にインタビューをしました。

入社後、それぞれ別の事業部に配属され、約2年間どのように過ごしてきたのか、2人のリアルな声をお届けします!

 まずは2人のプロフィールから

 河合七海(Nanami Kawai)

大阪府出身。愛称は「河合ちゃん」
大学時代は、情報システム技術を活用した、建築構造計画や建築・都市空間創生について学ぶ。現在、データマーケティング事業部データチームで、テクニカルディレクター/データアナリストとして活躍。CDP構築プロジェクトにデータアナリストとして従事し、20社以上が関わる複雑な大型プロジェクトにおいて、データの取込〜出力等の、他ベンダーとの連携が必要な業務を担当。細部まで徹底的に確認と調整を行い、プロジェクトを推進することを得意とする。 

田中絵茉(Ema Tanaka

東京都出身。愛称は「エマ」「エマちゃん」
大学時代は、組織管理論や経営管理論、ベンチャー企業論について学ぶ。現在、データマーケティング事業部マーケティングチームで、コミュニケーションプランナーとして活躍。入社後、Google、YahooTwitterFacebookTheTradeDeskSmartnewsAppleSearchAdsの広告運用に携わり、その後、大手フードデリバリー企業のLINE公式アカウント運用に従事し、クリエイティブディレクションから設定、分析、コンテンツ考案までを担当する。

 

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ーデータマーケティング会社「Legoliss」を選んだワケは?

 

河合七海(以下、河合):大学は建築学科に所属し、プログラミングを少し勉強しました。行動シミュレーションで条件を変えて結果を集計して、そのデータを建物に活かす研究をしていたので「データで見える」ということがすごく面白いなと感じていました。今までの建築では「多分このくらい道が広い方がいい」と、感と経験で決めていたことが、データを見ることで「これくらいの道幅がいい」としっかり裏づけすることができます。またどうやってデータが取れるか、など学ぶことが面白かったので、データマーケティングの会社に興味を持ちました。

田中絵茉(以下、田中):両親が広告系の会社を経営しており、私自身も将来的に「人と情報をつなげる」仕事がしたいなと感じていました。それができる広告業界にはもともと興味がありましたが、データは目に見えるものなので、それをもとにした広告は確実に効果につながる、というところからデータマーケティングの会社により興味を持ち、Legolissを志望しました。

 

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ーLegolissに入社して、1年目で身に付いたスキルは?

 河合:入社してデータソリューション事業部に配属され、大手アパレル企業様のCDP構築の新規案件にアサインしてもらい、CDP構築の全体像を学びました。大学でもデータについて少し勉強しましたが、CDP構築については無知識。まず「CDPとは?」からはじまり、「データをもらうには?」「データをもらうために決めないといけないことは?」「データをもらった時に確認することは?」「データの取り込みテストですることは?」など、CDP構築のために必要な確認事項やデータを扱う際に注意しないといけないことをとことん学びました。担当している企業様が利用しているCDP(カスタマープラットフォーム )の基本的な使い方もマスターし、またSQLの書き方やさらに個人情報についてまで、とにかくデータにまつわる幅広いスキルが1年目で身に付きました。

田中:私はマーケティングソリューション事業部の広告運用チームに配属されました。GoogleYahooFacebookInstagramTwitterThe Trade Deskなど、さまざまな媒体の入稿をはじめとする運用方法を1年目で覚えることができました。途中で運用担当の先輩が辞めてしまったこともあり、営業担当と一緒に毎日模索しながら、自分でも色々と調べて、とにかくがむしゃらに勉強して、スキルを身に付けました。

 

 

・・・

 

ーデータマーケティングについて、入社前とのギャップは?

河合:入社前は、データマーケティングの会社とはいえ、マーケティング・広告の会社だと思っていたので、CDPの構築のプロジェクトに自分がアサインされて、データを扱う仕事をするとは正直思っていなかったです。どちらかと言うと、CDP構築後に集めたデータをどうやって活用していくのか。マーケティングオートメーション(MA)事業に携わるのかなあ、と思っていたので。いい意味で想像と違いましたね(笑)

 

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ー1年目でこのスキルが身に付いて良かった!と思うことは?

 河合:CDP構築の基礎知識が身に付いたことは本当に良かったです。お客様と話すにしても前提がわかっていないと「何を確認したら良いのか」「何を自分で考えないといけないのか」がわからないので、こちらがちゃんと理解していないといけない部分が多いです。今お客様にどのデータについて、何を確認しないといけないのか、が分かるようになったのは、構築の全体像がつかめるようになったからです。CDPの構築・運用支援を主軸とするLegolissに入社して、ノウハウを身に付けることができたおかげです。

田中:現在も担当していますが、1年目の途中から大手デリバリーチェーンのLINE公式アカウントの運用も担当しはじめ、メッセージの作成や配信設定も行えるようになりました。1年目で大きく分けて「広告運用」と「LINE運用」の2つのスキルが身に付いたことは本当に大きかったです。あとは、クライアント提案もサポートで入っていたので、資料作成における構成やデザインの基礎的なことも、1年目で覚えることができました。

 

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ー現在の2年目の仕事内容を教えてください!

 

河合:1年目から担当している企業様の、CDP構築をした後の運用フェーズを中心に担当しています。CDPを利用してお客様が新しくやりたいことや変更したいこと、その実現に向けてサポートさせていただいています。具体的には、お客様から要望をもらい、CDPをベースに何ができるのかを整理します。いただいたデータと処理の状況を踏まえて、その要望を叶えるための方法を提案します。提案後は、お客様と擦り合わせをして、実際にデータをまとめるところまで行っています。もうひとつ、新卒の教育係もしています。データ処理で気をつけることやなぜこのテストが必要なのかなど、私も1年目で学んだ「CDP構築の基礎」を教えています。

 田中:仕事内容は主に、大手デリバリーチェーンのLINE公式アカウントの運用になります。クリエイティブ制作のディレクションからメッセージの配信設定、キーワードやコミュニケーション設計まで幅広く担当しています。週に1日はクライアント先に常駐して、友達数やCV(コンバージョン)の変化、プッシュメッセージの開封率など、担当者様と週次レポートを見ながら数字を分析して、PDCAをまわしながら運用しています。あと、イベントやキャンペーンに合わせた施策の提案も行っています。季節や配信日に合わせたコンテンツを決めたり、制作会社さんとデザインやトンマナの方向性を確認したり、とにかく盛り沢山の業務内容です!また、この運用スキルを展開していくために新規提案も担当しています。

 

・・・

 

ー1年目と仕事内容で大きく変わったことは?

 河合:Legolissのクライアントは大手企業様が多く、案件の規模も大きいので、1年目でCDP構築・運用における一通りのパターンを知り、エラーやトラブル対応、実現方法まで経験してきました。1年目は先輩がお客様と話して決めたことを私が作業する、という流れでしたが、2年目になって、私がお客様と直接話して決めたことを、先輩に報告して進めていくようになりました。大きく成長しましたね(笑)

 

 

・・・

 

後編では、Legolissの魅力やデータマーケ女子になって良かったこと、これから身につけていきたいスキルについて、お届けします!

【Legoliss社員インタビュー】入社2年目のデータマーケ女子に聞いてみた。<後編>