“ワーケーションの聖地”和歌山県白浜町のスマートシティ実証実験にカスタマイズ型CDP「kukuLu」を提供 〜広域ネットワーク(LoRaメッシュ)を利用し地域のDX促進を支援〜

データを活用したマーケティング事業を展開する株式会社Legoliss(本社:東京都渋谷区、代表取締役:酒井克明、以下Legoliss)は、自社開発のカスタマイズ型CDP「kukuLu(ククル)」を、総務省所管の国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が和歌山県白浜町で実施したスマートシティ実証実験において、広域ネットワーク(LoRaメッシュ)から収集されたデータを分析するプラットフォームとして提供しました。日本型ワーケーションの成功事例としても注目されている白浜町では、2015年にNICTが「南紀白浜で世界初の耐災害ネットワーク実証実験」を開始。
町内に構築された耐災害ワイヤレスメッシュネットワークは、普段は白浜ビーチをはじめとする観光客等を対象としたWi-Fiによるインターネット接続を可能にし、災害時には住民や観光客の安否確認や避難所情報を提供することを目的としています。
そして今回、耐災害ネットワークをベースに地元企業や進出企業、また住民の利活用をより具体化するためのさらなる実証実験を行いました。

耐災害ネットワーク実証実験で利用している分散情報配信プラットフォームを用い、新たに広域ネットワーク(プライベートLoRaを用いたメッシュ型ネットワーク)を構築することで、スマートフォンなどの機器からWI-FI経由で取得したデータを、リアルタイムにLoRa基地局へ送信することが可能となります。
Leoglissは、この分散処理されたデータをLoraメッシュのネットワークから取得し、データを分析するプラットフォームとして、kukuLuを提供しました。

kukuLuの特徴
・データの取り込みは、カスタマイズが可能。
・気象情報、人口動態などのオープンデータの取得を行うことができる。
・各種BIツールとの連携コネクションがあり、データの可視化を行いやすい。

選定の背景
・短期間で収集データの可視化が可能
・データの取り込み・加工の自由度の高さ
・短期間での構築が可能

kukuLuの実施内容
・ミニマライズされたIoTデータを取得・蓄積
・気象情報関連(天気・気温・湿度)のオープンデータを取得・蓄積
・時系列と位置情報に観光スポットの混雑情報を可視化

kukuLuを利用した成果
・まちづくりDX化を推進
・白浜町のデータの活用に基づく施策作りに貢献

Legolissは、今後もスマートシティにおけるデータプラットフォームとしてkukuLuを提供し、関連する企業と連携しながら、地域活性化、地域創生を支援していきます。

 

kukuLu」について
企業の目的に沿ったデータ活用が実現する、マルチクラウド対応のカスタマイズ型 CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)※1です。従来「機能不足」や「使いこなせない」などの問題でスムーズにいかなかったCDPの導入が、kukuLuなら機能もサポートも企業にとってベストな形で提供。保有するデータや目的によってカスタマイズができ、さらに企業のデータ戦略の拡大やプロジェクトの成長・変化に応じて、顧客データの活用が可能です。
URL】:https://legoliss.jp/kukuLu/

※ CDPとはプライベートDMPと呼ばれ、顧客一人ひとりの属性データや行動データを収集、蓄積、統合するためのデータプラットフォームです。外部システムや様々なツール(BIMAADLPOなど)と連携することを前提としており、数 多くの企業がマーケティング施策に活用しています。

 

 

7期目スタートと新役員就任のお知らせ

 

株式会社Legolissはこの2月より7期目を迎えました。
2015年の創業以来、ご支援、ご協力をいただいている皆様には深く感謝申し上げます。

新期スタートに伴いまして、弊社データソリューション事業部(DS事業部)とマーケティングソリューション事業部(MS事業部)が一緒となり、「データマーケティング事業部(DM事業部)」として新たにスタートいたします。

また旧データソリューション事業部 事業部長の小林範子が役員として就任し、データマーケティング事業部 事業部長も兼任いたします。

皆様のデータ活用をより一層ご支援させていただけるように、7期目も社員一同頑張って参りますので、今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。

LegolissがあらゆるDXを支援するHeartCoreと協業開始 〜顧客データ×コンテンツデータによる継続的なCX向上を実現〜

【プレスリリース】

データを活用したマーケティング事業を展開する株式会社Legoliss(本社:東京都渋谷区、代表取締役:酒井克明、以下Legoliss)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支える様々なソリューションの開発・販売・保守を行うハートコア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神野 純孝、以下HeartCore)と協業したことをお知らせいたします。

Legolissは、ナショナルクライアントをはじめとする企業のデータプラットフォームの構築支援や、データプラットフォーム内でのユーザーセグメント作り、データベースの可視化、またCDP(カスタマーデータプラットフォーム)を活用した広告配信やオリジナルの広告配信サービスの提供、さらにユーザーへのコミュニケーション施策の実行など、データ を軸とした企業のマーケティング全般を支援しており、20207月に自社開発のカスタマイズ型CDPの「kukuLu」の提供を開始いたしました。

昨今のコロナ禍において、企業のマーケティング活動のオンライン化は、従来求められていた役割以上に急速に重要性を増しています。ネットワークに接続されるデバイスが増え続け、顧客接点の多様化が進み、企業と顧客とのタッチポイントは増加傾向にあります。
最新の顧客体験価値(CX)のトレンドとしては、顧客に提供する「製品情報(コンテンツデータ)」の管理方法(PIM)にまで広がりつつあります。
例えば、顧客体験価値(CX)の向上を目指すために、顧客プロファイルを作成しリアルな顧客像を浮かび上がらせ、パーソナライズされたコンテンツを適切なタイミングで配信したとしても、そのコンテンツが最新のものではなく、古いものであった場合は、かえって顧客体験価値(CX)は下がってしまいます。そういったことから、顧客一人ひとりの視点に立ち、「製品情報(コンテンツデータ)」をどのようにして管理・提供を行うかに注目が集まっています。

今回の協業により、サードパーティデータに頼ることのない顧客情報の取り扱いや最適な製品管理、顧客満足度の向上に向けた施策がシームレスに可能となります。HeartCoreが提供するコンテンツの「パーソナライズ」と「オーケストレーション」が実現可能な「HeartCore CXM Cloud」と、Legolissが提供するカスタマイズ型CDPkukuLu」の連携により、デジタルマーケティング分野において将来を担う製品設計を行っていく予定です。

 

【協業により強化される内容】

.パーソナライズした顧客体験の創出
顧客データと製品情報を掛け合わせ、チャネルを跨いだ施策の実現

.コンテンツ管理・運用の業務負荷削減
情報がデータベース上で一元管理されるので、運用担当者の業務が改善

.kukuLuCXM Cloudの製品連携
データ連携が容易にでき、スモールスタートにも最適

 

施策例(家電メーカー)

.3年前に洗濯機を購入し、1ヶ月以内に店舗に来店した顧客を作成
ポップアップやメールで最新の洗濯機情報を届ける。

.冷蔵庫の保証期間2年で既に切れている顧客セグメントを作成
同じメーカーかつ同価格帯の情報をレコメンドする。

.CXM CloudからAPI経由で販売カタログにデータを自動連携し、カタログ更新業務の削減

kukuLu」について
企業の目的に沿ったデータ活用が実現する、マルチクラウド対応のカスタマイズ型 CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)※1です。従来「機能不足」や「使いこなせない」などの問題でスムーズにいかなかったCDPの導入が、kukuLuなら機能もサポートも企業にとってベストな形で提供。保有するデータや目的によってカスタマイズができ、さらに企業のデータ戦略の拡大やプロジェクトの成長・変化に応じて、顧客データの活用が可能です。
URL】:https://legoliss.jp/kukuLu/

※ CDPとはプライベートDMPと呼ばれ、顧客一人ひとりの属性データや行動データを収集、蓄積、統合するためのデータ プラットフォームです。外部システムや様々なツール(BIMAADLPOなど)と連携することを前提としており、数 多くの企業がマーケティング施策に活用しています。

 

HeartCore CXM Cloud」について
HeartCoreが提供するHeartCore CXM Cloudには大きく分けて2つの特性があります。
1つは、高度なパーソナライズを実現するプラットフォームである、という点です。外部CDPとの直接連携を前提に構成・開発がされているため、原則自身で顧客情報を収集しないような仕組みとなっています。また、ヘッドレスCMSを中核エンジンとしていることから、webサイトをはじめとした各種デジタルチャネルにおいてパーソナライズされたコンテンツの配信を実現します。
もう1つは、ヘッドレスにコンテンツデータ(製品データ)を統合できる基盤である、という点です。顧客接点の多様化により、チャネルの数に応じてコンテンツの管理基盤が存在する状態から、社内に散在する製品データを一括統合することが必要であると考えています。そういった統合基盤の役割を果たすことによって、顧客ごとに最適なコンテンツをお届けすることが可能になります。
URL】:https://www.heartcore.co.jp/heartcore_cxm/index.html 

 

<ハートコア概要>
商号:ハートコア株式会社代表者:代表取締役社長 神野 純孝
所在地:東京都品川区東五反田1-2-33 白雉子ビル3F
設立:20096
事業内容:デジタルトランスフォーメーション(DX)を支える様々なソリューションの開発・販売・保守
・ デジタルマーケティングテクノロジーを利用したCMS(コンテンツ管理)及びCXM(顧客経験管理)の 開発・販売・保守
RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の開発・販売・保守
・ プロセスマイニング・ソリューション「myInvenio」の販売・保守
・ タスクマイニング・ソリューション「CONTROLIO」の販売・保守
・ CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)の開発・販売・保守
資本金:194,064,000円
URL:https://www.heartcore.co.jp/

Legoliss概要>
社名:株式会社Legoliss
設立:20152
代表者:代表取締役 酒井克明
本社所在地:〒151-0051
      東京都渋谷区千駄ヶ谷3-8-7 bLocks
事業内容:デジタルマーケティング支援事業
     データマーケティングプラットフォーム構築支援事業
     プロダクトソリューション事業
URL:http://legoliss.co.jp/

 

【2月16日開催:オンラインイベント】顧客データとコンテンツデータを活用した最新データマーケティングとは 〜製造・流通・小売業・メディア出版業必見の事例を公開〜

【オンラインイベントのお知らせ】

<概要>
昨今DXが進む中、顧客体験価値(CX)を最大化につなげるために、製品情報(コンテンツデータ)の管理方法(PIM)の活用が重要視されてきています。
そんな中、CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)を活用し、オンライン・オフラインのデータを掛け合わせ、ユーザー属性に合わせた最適なメッセージを届けるにはどうするべきか。また顧客に対しどのような情報掲出を行うのか、注目を集めています。
本セミナーでは、Legolissが提供するカスタマイズ型CDP「kukuLu」と、PIM領域にまで機能拡張行う「HeartCore CXM Cloud」による、CX向上のためのマーケティング手法について、最新の事例を交えながらお話しします。



■日時:2月16日(火)12:00-13:00
   (ログイン開始可能時間11:50~)

■参加費用:無料(Zoom事前参加登録必須)

■スピーカー:ハートコア株式会社
         新規事業本部
         本部長 宮本 海

       株式会社Legoliss
       データソリューション事業部
       データアナリスト 音嶋健斗

 

◯お申し込みはこちらから事前登録をお願いいたします。(Zoomの登録フォームに移行します)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_nqnxl241S96IBcf_an5tZQ

◯イベントに関するお問い合わせはこちらまで
info@legoliss.co.jp

ご興味のある方はぜひこの機会にご視聴ください。

 

 

「PLAZMA 15 -&CDP- 」にデータアナリスト の音嶋健斗が登壇いたします

【オンラインイベント登壇のお知らせ】

2021年2月15日(月)〜28日(日)

「最高の顧客体験」を作るヒント
PLAZMA 15 -&CDP-

今回のPLAZMAは開催期間中24hオンライン配信となります。

Legolissはデータソリューション事業部 データアナリスト の音嶋健斗が
テレビ東京コミュニケーションズ株式会社 メディア事業開発本部 データ・UXデザイン部 シニア・マネージャー 今田智仁様と同部署の芹澤 舞耶様と講演をさせていただきます。


【Case Study】

データチームが売上貢献の為にやっていること。テレビ東京の事例を公開

テレビの視聴時間は年々減ってきていくなかで、見逃し配信サービスなどインターネットを活用した動画配信の利用は伸びてきております。テレビ東京では、デジタルの活用が進みデータを整えていく中で、今まで見えてこなかった視聴者の属性情報などを可視化する取り組みを行っております。また、自社サービスをグロースさせるためのさまざまな取り組みを通じて、データチームがどのようにして売上に貢献しようとしているかご紹介していきます。

登録後にイベント期間中の好きな時間に好きなコンテンツを視聴することができます。(視聴無料)
ぜひご視聴ください!

【1月29日開催:オンラインイベント】リッチなターゲティングが可能に 〜大手クレジットカードの購買データを活用したマーケティング手法とは〜

【オンラインイベントのお知らせ】

<概要>
ここ数年で企業のマーケティング手法は大きく変化しています。また昨今のコロナ禍の中、自社の戦略に合わせた効果的な広告配信には顧客ターゲットの明確化やリッチな顧客セグメントの構築がより重要視されています。本セミナーでは、大手クレジットカード会社の消費者購買データを活用したマーケティング手法についてAlikeAudience Japanの白瀧氏と三井物産でAlikeAudienceを担当する柏木氏をゲストにお迎えし、事例を交えてお話します。

■日時:1月29日(金)12:00-13:00
   (ログイン開始可能時間11:50~)

■参加費用:無料(Zoom事前参加登録必須)


■モデレーター:株式会社Legoliss
         プロダクトソリューション事業部
         アカウントマネージャー 吉田三璃

■ゲストスピーカー:三井物産株式会社
          デジタルマーケティング事業部マーケティング事業第一室
          柏木佑介

■ゲストスピーカー:AlikeAudience Japan株式会社
          マネージャー白瀧優子


◯お申し込みはこちらから事前登録をお願いいたします。(Zoomの登録フォームに移行します)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_AgxCmaocRZKHUvVkl8mxMw

◯イベントに関するお問い合わせはこちらまで
info@legoliss.co.jp

ご興味のある方はぜひこの機会にご視聴ください。

AIや機械学習を活用したデジタルマーケティングの実現に向けLegolissと日本マイクロソフトが協業  -Microsoft Azure利用者向けにCDPサービスkukuLuを提供-

プレスリリース 

株式会社Legoliss
日本マイクロソフト株式会社

 

 データを活用したマーケティング事業を展開する株式会社Legoliss(本社:東京都渋谷区、社長:酒井克明、以下Legoliss)は、マイクロソフトのAIや機械学習を活用したデジタルマーケティングの実現に向けて、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:吉田 仁志、以下日本マイクロソフト)と協業を開始します。
 まず両社は、マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム Microsoft Azureを利用する企業向けに、Legolissが自社開発したマルチクラウド対応のカスタマイズ型CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム※)「kukuLu(ククル)」を提供します。

 近年高まるデータ活用ニーズに対して、Legolissおよび日本マイクロソフトは、CDPであるkukuLuをAzure上に構築することで、Azureでのデータ活用をより身近に実現いたします。さらに、AzureのAIや機械学習を活用し、kukuLuに蓄積するデータを分析することで、消費者行動をより幅広く捉えたデジタルマーケティングが可能になります。
また、本協業開始にあわせ、Azure利用企業を対象にkukuLuの導入を支援するとともに、本ソリューションに関する技術支援パートナー企業を募集し支援体制を拡大していきます。

両社は、本協業において以下の取り組みを行います。

(Legoliss)
1. Azure利用者に対するCDP kukuLu構築​
2. Azure利用者に対するAzure上へのPC・スマートフォン・タブレット等マルチチャネルの音声・テキストデータの統合・分析基盤構築に対する支援

(日本マイクロソフト)
1. AI人材育成支援:LegolissおよびCDPサービスkukuLu の 開発チームに対して、「マイクロソフトクラウド&AI人材育成プログラム」を通した、AI関連技術のトレーニングを提供
2. イノベーション創出支援:市場ニーズの理解とテクノロジセッションを開催し、「AI・機械学習」とCDPの融合による新サービスの創出を支援します。

                                                                                  以上


■「kukuLu」について(https://legoliss.jp/kukuLu/
スモールスタートでデータマーケティングが実践できる、マルチクラウド対応のカスタマイズ型CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)※1です。大きな初期費用が必要とされてきたCDPの導入を低コストで提供。企業の保有するデータやデータ活用の目的によってカスタマイズができ、さらにプロジェクトの成長・変化に応じた、顧客データの活用が可能です。



CDPとはプライベートDMPと呼ばれ、顧客一人ひとりの属性データや行動データを収集、蓄積、統合するためのデータプラットフォームです。外部システムや様々なツール(BI、MA、AD、LPOなど)と連携することを前提としており、数多くの企業がマーケティング施策に活用しています。

 
■Legolissについて(https://legoliss.co.jp/
Legolissは、ナショナルクライアントをはじめとする企業のデータプラットフォームの構築支援や、データプラットフォーム内でのユーザーセグメント作り、データベースの可視化、ユーザーへのコミュニケーション施策の実行など、データ活用支援サービスを提供しています。2019年に三井物産株式会社の子会社となり、互いの各種リソースやインフラ、ノウハウなどの経営資源を活用し、国内外企業が求めるデータ・ドリブンマーケティングを、より高いレベルにて実現を推進しています。



<報道機関向け問合せ先>
株式会社Legoliss
広報担当 伊東
メール:info@legoliss.co.jp

日本マイクロソフト株式会社
コーポレートコミュニケーション本部 石井
メール:mskkpr@microsoft.com

 

2021年 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2021年Legolissは7期目を迎えます。
これもひとえに皆様方のお力添えのおかげと深く感謝いたします。

昨年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により
世界中の経済活動が危機に直面し、企業は大きな変革を迫られています。

このような厳しい状況の中でもLegolissは常に歩みを止めず、
2021年も「前へ」進んでいきたいと思っております。

今年は皆様のデータ活用をより一層ご支援させていただけるように
更なるサービスの向上に努め、様々な領域を広げていきたいと思っております。

社員一丸となって皆様から愛される会社を築いていけるよう頑張って参りますので
引き続き、よろしくお願い申し上げます。

サッポロビールがデータドリブンで挑む「顧客理解」の取り組みとは?

 

サッポロビール株式会社 様

消費者行動の変化や、気候変動、COVID-19といった不確実な環境への変化を背景に、データドリブンなマーケティングにより、「信頼できるブランド」を構築しようとしているサッポロビール株式会社(以下、サッポロビール)。そのために重要だと考えているのが、「顧客理解」すなわち「ファン度の可視化」です。

今回、サッポロビール株式会社 コミュニケーション開発部 マーケティングリサーチグループ アシスタントマネージャーの堀内 亜依さまと、株式会社UNCOVER TRUTH 代表取締役 石川 敬三さまとトレジャーデータが提供するカスタマーデータプラットフォーム「 Treasure Data CDP」を活用したお取り組みについて対談をさせていただきました。

<話し手>
サッポロビール株式会社
コミュニケーション開発部マーケティングリサーチグループ アシスタントマネージャー
堀内 亜依さま

株式会社UNCOVER TRUTH
代表取締役
石川 敬三さま

<聞き手>
株式会社Legoliss
データソリューション事業部 事業部長
小林 範子

顧客一人ひとりを深く理解するために導入したCDP

「これまでは購買で重視される点として「広告で見た」「店頭で目立つ」「価格が安い」ということがあったと思うのですが今は「自分に合っている」ですとか「共感・信頼ができる」にシフトしてきている」(サッポロビール 堀内氏)。

ビールはマスプロダクトではあるが、マスなアプローチだけでは消費者の支持を得られなくなっていると感じていた。そのため、顧客一人ひとりの価値観やオケージョンに応じた訴求を行うなど「One to One」的なアプローチが必要だと考えたという。

また外部環境の変化として、従来の知見が通用しにくい不確実性が増してきている。たとえばビールの販売は天候に左右されやすく、昨今は気候変動の幅も大きくなってきている上に、COVID-19のような劇的な変化も起こりうる。そういった環境変化に対応していくためにも、データドリブンなマーケティング基盤が必要だったのだ。

そこで、同社はパートナーとしてUNCOVER TRUTH株式会社(以下、UNCOVER TRUTH)と株式会社Legoliss(以下、Legoliss)の支援を得て、Treasure Data CDPを導入。顧客理解、One to Oneでの施策の実行、そして顧客との相互コミュニケーションを通じたファン化の促進に取り組んでいる。

最も重視するのは顧客理解だ。

 

「我々はBtoBtoCのビジネスですので、最終消費者であるお客様と直接のつながりがあまりありません。そういったつながりがないので理解が不足していました。CDPをはじめとしたテクノロジーを活用して、最終消費者のお客様と直接つながり、そして理解を深めていきたいのです」(堀内氏)

堀内氏によると、CDPをはじめとするテクノロジーを活用することで目指したのは、顧客と直接つながり、理解することで、One to Oneマーケティングを実現し、ファンを増やすことだ。顧客に寄り添ったコミュニケーションを行うことが、相互コミュニケーションとなり、ファン化が促進される。

 

「顧客データがない」から「データを作り育てる」アプローチへ

有用な購買データや行動データが残りにくいため、リサーチデータで情報を補足することになるが、それにも限界を感じていたという。理由としては、「聞かれて答えることと自分が無意識で行動することとの間にはギャップがある」と堀内氏は話す。例えば、「どのビールが好きですか?」と聞かれて「一番好きなビールはエビスビール」と答えた人が実際に購入したものを調べると、ビールではなく新ジャンルの他社製品だったことがあるという。リサーチに限界があることを示した格好だ。 

そのため、同社は顧客を理解するために、むしろ「データを作り育てる」アプローチをとったのだ。データの受け皿として必要になったのがCDPだ。

 

Treasure Data CDPでファン度を可視化し、分析に活用

サッポロビールにはエンジニアがいないため、Treasure Data CDPが備える豊富なコネクタは大きな利点だったという。また、共通キーの存在も大きいと語る。導入を担当したUNCOVER TRUTHの石川氏も、「共通キーがあることで、正確に可視化できるデータが取得でき、大きなメリット」と語る。

 

 

サッポロCDPにおいて、今最も注力しているのは 「ブランドエンゲージ別ランク構築」(※図のNo.5)だ。ブランドごとのファン度を可視化し、分析に活用しているという。

ブランドエンゲージ別ランクが可視化できるようになったことは非常に大きな一歩であると堀内氏は語る。ロイヤリティの高い顧客がどの程度存在し、どんな行動をしているのか、ロイヤリティが高くない顧客とどの程度の差があるのかが見えるようになったのだ。

また、「データを作り育てる」アプローチの結果、会員のオンライン上での行動量が増えたこともわかった。こうして有用なデータが集まりはじめ、データドリブンに顧客に価値を提供していくための準備が整いつつあると堀内氏は語る。さらに、直接的な効果ではないものの、CDPで統合したデータから見えてきたことを可視化して、情報発信を積み重ねた結果、社内における取り組みへの理解も加速しているという。

 

「顧客を可視化したい」という思いに応えるパートナーを選択

Treasure Data CDPを選択した理由に加えて、堀内氏はパートナーを選んだ理由も述べた。それは、UNCOVER TRUTHは「コンバージョンよりも、まずは顧客を可視化したい」というサッポロビールの思いを理解していた点だ。

「わが社には有用なデータがほとんどありませんでした。また、ビールは数百円の商品であるため、購入の際に企業ホームページで商品を比較検討する人もあまりいません。そのため、CDPで先行しているEC企業や自動車メーカー、金融商材などのパターンは通用しないと考えました。それを前提に、何をKPIとするのかを理解してもらえるパートナーを探していました」(堀内氏)

最終的には、CDP運用後の世界をサッポロビール社内で検討したところ、「広告よりはCRMに力を入れたい」という点で合意した。つまり方向性としては、顧客を理解し、関係を構築し、コンテンツマーケティングにも力を入れるということだ。そこで「こうした分野に強みを持つUNCOVER TRUTHをパートナーとして選択しました」と堀内氏は述べている。

また、開発パートナーとしてのLegolissに関しては、目的を意識して、提案からしっかり行ってくれる点や、開発のスケジュールの前後など、要因をしっかりと提示して進めてくれるため安心感も大きいと述べた。

 

これから導入する人に伝えたいこと「データ収集は1日でも早く」

CDPの導入のスタート当初に「苦しかったこと」としてあげたのは、自社内に使えるデータがほとんどなかったことだ。

「例えばITの観点から収集したデータは、マーケティングにはあまり使えないものでした。一方、マーケティングや販促部門では、データの収集や蓄積にコストがかかるため、キャンペーンの応募で得たデータなども捨てていたのです。データへの意識が低かったためで、思想や戦略が必要だと実感しました。
1st Partyデータは企業にとっての資産です。正しく使えるデータを蓄積するには、Treasure Data CDPのようなハード面での環境を整えることと、全社で意識を調整するといったソフト面での環境を整えることの両方の取り組みが必要だと感じています」(堀内氏)

石川氏も、導入の際にサッポロビールが持っていたデータを見て驚いたと明かす。会員データには100以上の項目があったものの、ほとんどデータは入っておらず、使えるデータは一桁という状況だったという。

「CDPの導入を検討している企業は、まず自社のデータを調べてみてください。データはあると思っていても、捨てていたり、使えなかったりというケースが意外と多いものです」と石川氏。
堀内氏も、「1日でも早くデータ収集してください」と述べた。

また、メーカーであるためコンバージョンがないところでの分析の難しさを石川氏は挙げた。明確な意思表示となる行動や、購入のデータがあれば、アトリビューションを分析することで、CRMにおける最適なタイミングでのオファーを導き出すことはできる。しかしそれらのデータが全く無かったため、顧客を定義することから行う必要があった。

「顧客が誰なのか、その顧客がいくらお金を使ってくれて、何杯飲んでいるのかというのが全くわからないがゆえに、CDPを活用して可視化するというところが、非常に大きなポイントになりました」(石川氏)

その結果できあがったのが、ブランドエンゲージメントランクだ。そこで定義したユーザーのセグメントに対して、どういうオファーを行えばよりファンになってくれるのかが、データドリブンできるようになるのではないかと石川氏は述べた。

 

CDP導入を検討する企業が押さえるべき3つのポイント

最後に、数多くのCDP導入プロジェクトを成功に導いてきたLegolissの小林が押さえるべきポイントを紹介した。

1つ目に挙げたのは、「アウトプットを明確にする」ということだ。アウトプットが曖昧な状態でプロジェクトがスタートするというケースは非常に多いというが、データを統合することは目的ではなく手段である。料理のプロセスのように、どんな料理を作って、どういう状態を作りたいのかといったゴールを設けて、そのためには何の食材と調味料を使い、どのような調理方法をとるのかを検討する必要がある。CDPも料理と同様だ。プロジェクトの最初の段階で、要件をきちんと定義して、そのためにはどんなデータが必要か。今どんなデータを持っているのか、無いのかを把握しなくてはならない。

 

 

そして、2つ目は、「CDPは魔法の箱ではない ことを理解する」という点だ。MAやAIといったテクノロジーも、導入すれば万事OKではない。実際にサイロ化したデータを統合するということは、非常に手間がかかる。統合が進むにつれて、施策の検討や実行は行いやすくなるとはいえ、CDPを導入すれば勝手に統合されるものではない。統合したうえで、顧客を深く理解し、顧客体験を変えていく、選ばれるサービス・プロダクトを作るという強い意志が必要なのは言うまでもない。

 

 

最後に3つ目のポイントは、組織の「横の連携」だ。マーケティング部門、システム部門、情報セキュリティ部門の連携がマストだ。CDPプロジェクトは、マーケティング部門が主導するケースと、システム部門が主導するケースがあるという。どちらが主導した場合でも、横の連携は欠かせないと小林は述べる。

CDPは顧客データを統合するための基盤であり、個人情報の取り扱いに関するエキスパートである情報セキュリティ部門とも強力な関係を築く必要がある。CDPに個人情報を保管するのかどうかといった話を、プロジェクトが開始する前に方針として固めておくことが大事だと説明した。

 

 

CDP導入プロジェクトの初期構築はスタートの第一歩目であり、初期構築の段階で完璧な基盤を構築しようとすると、ゴールが見えにくくなり息切れをお越してしまうことにもなりかねない。全体のゴールを見据えて、細かくフェーズ分けを行い、今あるデータを統合、可視化し、それを活用して施策を実行するといった一連の流れを、小さくてよいので始めることが重要だと小林は語った。

 

データドリブンを全社に浸透させる第一歩がスタート

CDPの初期構築が完了したサッポロビールでは、顧客を理解しようと全力を尽くしている段階だ。そして、これはCDPで統合したデータを全社的に活用していくための第一歩であると考えている。そのためにも小さな成功事例を積み重ね、社内を巻き込んでいくと堀内氏は述べる。ゴールはCDPチームだけでは作れない。ゴールはブランドにあり、ブランドがどうデータをインフラとして活用していくか、そしてその先に信頼できるブランドと顧客の関係を構築していくかがこれからの肝となる。
サッポロビールの挑戦はまさに始まったばかりだ。

 

<事例紹介>

ホーユー株式会社 様
マーケティングにおけるデータ活用の大きな支援に

株式会社WOWOWコミュニケーションズ 様
自社でのデータ分析・可視化が実現!新たな施策が可能に

キャノンマーケティングジャパン株式会社 様
データを活用した“一気通貫”のマーケティング施策が実現

 

【12月18日開催:オンラインイベント】Legolissが考える来店計測のこれからについて

【オンラインイベントのお知らせ】

<概要>
ポストiOS14時代において、店舗来店(計測)を目的としたデジタルマーケティング施策の精度や機能の見直しが注目されています。
今後、どのような広告効果の見える化を図るべきなのか。最先端技術を用いた位置情報の解析手法から、iOS14問題を踏まえたIDの考え方まで、位置情報市場の黎明期から、Near、Cinarra、そしてFoursquareに携わってきた位置情報マーケットリーダーをお迎えし、これからの位置情報の活用方法について対談形式でお話しします。


■日時:12月18日(金)12:00-13:00
   (ログイン開始可能時間11:50~)

■参加費用:無料(Zoom事前参加登録必須)

■モデレーター:株式会社Legoliss
          マーケティングソリューション事業部
          メディアプランナー 東覚兼太朗

■スピーカー:株式会社Legoliss
         プロダクトソリューション事業部
         アカウントマネージャー 吉田三璃

■ゲストスピーカー:Foursquare
            アドバイザリー 高山靖弘


◯お申し込みはこちらから事前登録をお願いいたします。
(Zoomの登録フォームに移行します)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_WJcpCHMXQcO03SQV7gBzFw
◯イベントに関するお問い合わせはこちらまで
info@legoliss.co.jp

ご興味のある方はぜひこの機会にご視聴ください。