自社でのデータの分析・可視化が実現!新たな施策が可能に

株式会社WOWOWコミュニケーションズ様

現在、自社のCDP(Customer Data Platform)導入をし、全社的にデータドリブンな意思決定を推進している株式会社WOWOWコミュニケーションズ様とのお取り組みは、2014年にスタートしました。当時抱えていた課題やLegolissとどのような取り組みを進めてきたか、株式会社WOWOWコミュニケーションズ マーケティング部マーケティング課の横関彩さんにお話を伺いました。

デジタルシフトに注力し、プライベートDMPの構築をスタート

株式会社WOWOWは、日本国内での有料放送を事業の中心としている企業です。その子会社として、1998年にWOWOWコミュニケーションズが設立され、コールセンター事業をスタートさせました。その後、WOWOWは2014年にデジタルシフトに注⼒し、2020年までに総合エンターテインメント企業になるための中長期計画「ビジョン2020」を発表しました。この計画では、有料放送だけでなくWebサービスの展開やリアルサービスを開発する、といった目標を掲げました。そして「従来の有料放送の会員ではないユーザーとどのように接触していくべきか?」を考え、チャネル横断的に会員情報を把握するために、まずはプライベートDMPの構築を始めました。

CDPの導入から構築、ニーズに合ったサポート

その後、2016年頃にはWOWOWではプライベートDMPの構築が完了し、顧客データを統合管理できる基盤が整った状態になりました。その後、プライベートDMPによる会員管理だけでなく、会員以外のユーザーまで領域を広めた分析が必要だと考えArm Treasure Data CDP(以下:Treasure Data)を導入しました。それまではAWS(Amazon Web Service)の構築をコンサル会社にお願いしていましたが、現場で寄り添って一緒に考えてもらえ、さらにTreasure Dataの導入にあたる仕組みを作るインプリメントやマーケティングの上でもサポートしてもらえる、この両方ができる企業を探していたところLegolissに出会いました。パートナーとしてお取り組みがスタートした当初、代表の酒井さんがWOWOWに半常駐してくださり、会社の言葉の定義や加入や解約の状況、さらに経営課題までも吸収してくださり、WOWOWのニーズにしっかりと向き合ってサポートをしてくれました。

戦略や施策、組織体制の構築も“二人三脚”で

Legolissとのお取り組みの一番の成果は、Treasure DataをWOWOWにフィットする形に構築してもらえたことです。Treasure Dataはツールを入れただけでは何もできません。テーブルの構造を考え、データをどうやってリフレッシュしていくかをしっかりと機能にあった形に作らないといけない。さらに導入した当時はSQLを書ける人間が、WOWOWグループ全体に1人も在籍していませんでした。そこで全面的にサポートしてくれたのがLegolissです。タグの設置やテーブルの設計、ダッシュボードの作成など、広告施策にデータを活用できる状況を整えていただきました。とは言え、何かが起こった時に社内で誰も対応できないというわけにはいかないので、自社でもSQLを書ける人材を採用し、Legolissの社員の方に一からトレーニングしていただきながら、スキルの吸収をさせていただきました。そんな手厚いサポートにより、現在は自社で分析やTableauによるデータの可視化ができるようになり、大きな戦略や施策の実行がより可能になりました。またWOWOWとして抱えている経営課題などに対する分析の目線付けや進め方もサポートしていただいています。新たな視点をもらいながら、課題の解決から次の課題に向けた施策、全社的にデータを経営に生かしていく体制の構築まで、まさに二人三脚でプロジェクトを進められています。信頼できるパートナーであるLegolissとの新たなお取り組みによって、今後さらにWOWOWグループとしての売り上げに貢献していきたいです。

データ活用におけるスキルや知見を吸収できるパートナー

最後に、Legolissの魅力はどこですか?と尋ねてみると…

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データ活用の仕組みに対しての取り組みをサポートしていただきながら、かつマーケターの目線を持ちながら効果計測やそれに基づく施策の展開を一緒に考えてもらえるところがLegolissの大きな魅力です。WOWOWとしてもWOWOWコミュニケーションズとしてもLegolissから色々なスキルや知見を吸収させてもらいながら“自走”することができています。
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データを活用した“一気通貫”のマーケティング施策が実現

キヤノンマーケティングジャパン株式会社様

多くの企業がデータ構築や分析の必要性を感じ、どのようにデータを活用していくかという課題を抱えています。そんな中、Legolissが一緒にお取り組みをさせていただいたキヤノノンマーケティングジャパン株式会社様もまた、当初データ活用に関して大きな課題を持っていました。お取り組みスタート以前に社内で抱えていた課題やLegolissをパートナーに選んだ理由まで、デジタルマーケティング・EC企画センターEC企画部 BtoC・EC企画課の因幡拓哉さんにお話しを伺いました。

費用対効果の可視化を目的としたデータ活用をスタート

当社は2014年にデジタル化によるお客様のライフスタイルや購買行動の急激な変化にビジネスを対応させるべく、社内にデジタルマーケティングを推進する専門部門を立ち上げて取り組んでいます。私は、デジタルカメラや家庭用プリンターなど、BtoC向けの製品のプロモーション領域では欠かせなくなっているwebサイトやデジタル広告などを中心としたデジタルマーケティング施策を担当しました。当初、従来のマス広告施策のアプローチから抜け出せていない課題がありました。具体的には、一担当者の経験や感覚でメディア選定や予算決めを行っている状況であり、「戦略的に届けたいお客様へ製品の認知を広げられているか」「費用対効果は最大化できているか」という課題に直面していました。またもうひとつ抱えていた課題は、「広告代理店に依存したプランニング」を行っていたこと。それにより社内に知見が溜まらず、ノウハウが全て外部に流出しているという状況でした。そこで、費用対効果を可視化するためにはどうするべきかを社内でしっかりと考え、デジタル広告施策の一部を担っていただいていた酒井代表に相談し、まずデータ構築のための環境を整え、データをしっかりと使える人材を育成し、プランニングできる体制を作る、という取り組みをスタートさせました。

「顧客の見える化」が実現し、意思決定がスムーズに

Legolissをパートナーに選んだ最も大きな理由は、システムとマーケティングの両方の知見を持ち、データ活用に関して信頼できるところでした。私が、マーケティング課題や社内に抱えている課題などのいわゆるビジネス全体にわたる課題について幾つか伝えると、芯をとらえたリアクションを必ずしてくれ、対応策を提示してくれます。前段でもお話ししたように、大手広告代理店にお願いするという選択枠はなく、フラットな立場にいるLegolissにパートナーとしてサポートしてもらいたいという思いがありました。この取り組みで、それまで可視化できていなかった費用対効果をArmTreasure Data CDP(以下:Treasure Data)やTableauで可視化させることが実現できました。

弊社は、量販店様のもつオフラインのチャネルを通じてデジタルカメラや家庭用プリンターを販売するビジネスモデルのため、デジタル広告のCTRやCPAなど媒体側の指標は見ていましたが、広告に接触したけど実際に商品を購入したかまでは追いかけられていませんでした。Treasure Dataを使い、広告のデータと我々が持っていた会員データを繋ぎ合わせる環境をLegolissに構築してもらい、媒体Aと媒体Bと媒体Cのどれがお客様へ最も届き購入に繋がったのかを可視化することができしました。それによってマーケティングの費用対効果も改善でき、社内の様々な意思決定にも役立ちました。

Legolissは「パートナーに深く寄り添ってくれる、貴重な存在」

最後に、Legolissの魅力はどこですか?と訪ねてみると…

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