マーケティングにおけるデータ活用の大きな支援に

 

ホーユー株式会社 様

1905年創業、ヘアカラーを中心とする頭皮化粧品の専業メーカーであるホーユー株式会社様とのお取り組みは、2020年にスタートしました。DMPを構築される以前のデータ活用に対する課題や構築後のLegolissとのお取り組み、今後のデータ活用についてまで、ホーユー株式会社コンシューマー事業本部 商品企画室 デジタル開発課の石井芳行さんと苅籠毅さんにお話しを伺いました。

DMPの構築スタート…新たな課題にぶつかる

当社では2019年まで、「CIELO(シエロ)」や「Bigen(ビゲン)」、「Beautylabo(ビューティラボ)」などのホームカラーリング剤をはじめとする商品別の広告や販売のデータ、また自社サイトに訪れているユーザーのデータを一括で管理するシステムやそのシステムを管理する体制が整っていませんでした。
当社では長年にわたり、TVCMに代表されるマス主体のコミュニケーションに重きをおいてきた経緯があり、商品を売ること以外での「顧客への寄り添い」のような、広い意味でのマーケティングができていなかったことが私達にとっての課題でもありました。そのため、まずはデータをしっかり見ていく、蓄積したデータをマーケティングに活かしていくことを目指して、2019年の10月にDMPの構築を完了させました。ただ、この時点では「“箱”は作ったけれど活用することができていない」という状態ですので、構築完了すると同時に、DMPのデータを可視化するための仕組みを整備することとしました。つまり、次の課題として、ダッシュボード開発を行う必要があるわけですが、当社のリソース上、内製することは容易ではないですし、活動の速度を落としたくなかった為、その部分はアウトソースすることとしました。

パートナーに選んだ決め手は、提案力と“寄り添い方”

実は今回の取引が始まる2年ほど前に、人づてにLegolissをご紹介いただいた経緯があり、当時からデータを活用したマーケティングの仕組みづくりについてご相談させていただいていました。当時は正式な取引としてご相談していたわけではなかったのですが、真摯に様々なアドバイスや情報を頂けまして、機会があればお仕事としてお願いできればと思っていましたところ、ちょうどDMP構築が完了し、いよいよデータの活用を始める際のパートナーを探す際にお声掛けさせていただきました。
そんな真摯な “寄り添い方”が Legolissをパートナーに選んだ理由です。

ダッシュボードで顧客の動向を「見える化」

Legolissとのお取り組みで作成したダッシュボードは、当社の希望を尊重して作っていただいたものでした。「こういった目的でダッシュボードを作りたいです」と、当社の意見をベースに作ったダッシュボードだったのですが「もっとこうしたほうが良いのでは?」「こんなデータは入れなくていいんですか?」など、Legolissの提案を盛り込みながら、ブラッシュアップしていただきました。分析にしても、ダッシュボードの見せ方ひとつにしても、常にホーユーの立場に立って、同じ目線で作成いただいた点が本当良かったです。
現在は作成したダッシュボードを私達のデジタル開発課内のみで活用していますが、これらの活用を通じてダッシュボードを更に改善し、ゆくゆくは社内での共有や、活用の場を拡げていくことを考えています。週一回の定例でも、普段のやり取りでも、どんなリクエストにも即時にレスポンスをいただき、ご対応いただけるので、スピード感を持って取り組みが進んでいます。
また現在は「どんなデータがたまっているか」という顧客分析のダッシュボードなどもリアルタイムで即時反映できるようになりましたし、外部データの連携も進めていますので顧客の行動や興味関心が更に「見える化」できる見込みです。当社のデータ活用が一歩一歩進んでおり、価値ある取り組みだと思っています。

信頼が持てる提案力ときめ細やかなサポート

最後に、Legolissの魅力はどこですか?と尋ねてみると…

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自社でのデータの分析・可視化が実現!新たな施策が可能に

株式会社WOWOWコミュニケーションズ様

現在、自社のCDP(Customer Data Platform)導入をし、全社的にデータドリブンな意思決定を推進している株式会社WOWOWコミュニケーションズ様とのお取り組みは、2014年にスタートしました。当時抱えていた課題やLegolissとどのような取り組みを進めてきたか、株式会社WOWOWコミュニケーションズ マーケティング部マーケティング課の横関彩さんにお話を伺いました。

デジタルシフトに注力し、プライベートDMPの構築をスタート

株式会社WOWOWは、日本国内での有料放送を事業の中心としている企業です。その子会社として、1998年にWOWOWコミュニケーションズが設立され、コールセンター事業をスタートさせました。その後、WOWOWは2014年にデジタルシフトに注⼒し、2020年までに総合エンターテインメント企業になるための中長期計画「ビジョン2020」を発表しました。この計画では、有料放送だけでなくWebサービスの展開やリアルサービスを開発する、といった目標を掲げました。そして「従来の有料放送の会員ではないユーザーとどのように接触していくべきか?」を考え、チャネル横断的に会員情報を把握するために、まずはプライベートDMPの構築を始めました。

CDPの導入から構築、ニーズに合ったサポート

その後、2016年頃にはWOWOWではプライベートDMPの構築が完了し、顧客データを統合管理できる基盤が整った状態になりました。その後、プライベートDMPによる会員管理だけでなく、会員以外のユーザーまで領域を広めた分析が必要だと考えArm Treasure Data CDP(以下:Treasure Data)を導入しました。それまではAWS(Amazon Web Service)の構築をコンサル会社にお願いしていましたが、現場で寄り添って一緒に考えてもらえ、さらにTreasure Dataの導入にあたる仕組みを作るインプリメントやマーケティングの上でもサポートしてもらえる、この両方ができる企業を探していたところLegolissに出会いました。パートナーとしてお取り組みがスタートした当初、代表の酒井さんがWOWOWに半常駐してくださり、会社の言葉の定義や加入や解約の状況、さらに経営課題までも吸収してくださり、WOWOWのニーズにしっかりと向き合ってサポートをしてくれました。

戦略や施策、組織体制の構築も“二人三脚”で

Legolissとのお取り組みの一番の成果は、Treasure DataをWOWOWにフィットする形に構築してもらえたことです。Treasure Dataはツールを入れただけでは何もできません。テーブルの構造を考え、データをどうやってリフレッシュしていくかをしっかりと機能にあった形に作らないといけない。さらに導入した当時はSQLを書ける人間が、WOWOWグループ全体に1人も在籍していませんでした。そこで全面的にサポートしてくれたのがLegolissです。タグの設置やテーブルの設計、ダッシュボードの作成など、広告施策にデータを活用できる状況を整えていただきました。とは言え、何かが起こった時に社内で誰も対応できないというわけにはいかないので、自社でもSQLを書ける人材を採用し、Legolissの社員の方に一からトレーニングしていただきながら、スキルの吸収をさせていただきました。そんな手厚いサポートにより、現在は自社で分析やTableauによるデータの可視化ができるようになり、大きな戦略や施策の実行がより可能になりました。またWOWOWとして抱えている経営課題などに対する分析の目線付けや進め方もサポートしていただいています。新たな視点をもらいながら、課題の解決から次の課題に向けた施策、全社的にデータを経営に生かしていく体制の構築まで、まさに二人三脚でプロジェクトを進められています。信頼できるパートナーであるLegolissとの新たなお取り組みによって、今後さらにWOWOWグループとしての売り上げに貢献していきたいです。

データ活用におけるスキルや知見を吸収できるパートナー

最後に、Legolissの魅力はどこですか?と尋ねてみると…

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データ活用の仕組みに対しての取り組みをサポートしていただきながら、かつマーケターの目線を持ちながら効果計測やそれに基づく施策の展開を一緒に考えてもらえるところがLegolissの大きな魅力です。WOWOWとしてもWOWOWコミュニケーションズとしてもLegolissから色々なスキルや知見を吸収させてもらいながら“自走”することができています。
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データを活用した“一気通貫”のマーケティング施策が実現

キヤノンマーケティングジャパン株式会社様

多くの企業がデータ構築や分析の必要性を感じ、どのようにデータを活用していくかという課題を抱えています。そんな中、Legolissが一緒にお取り組みをさせていただいたキヤノノンマーケティングジャパン株式会社様もまた、当初データ活用に関して大きな課題を持っていました。お取り組みスタート以前に社内で抱えていた課題やLegolissをパートナーに選んだ理由まで、デジタルマーケティング・EC企画センターEC企画部 BtoC・EC企画課の因幡拓哉さんにお話しを伺いました。

費用対効果の可視化を目的としたデータ活用をスタート

当社は2014年にデジタル化によるお客様のライフスタイルや購買行動の急激な変化にビジネスを対応させるべく、社内にデジタルマーケティングを推進する専門部門を立ち上げて取り組んでいます。私は、デジタルカメラや家庭用プリンターなど、BtoC向けの製品のプロモーション領域では欠かせなくなっているwebサイトやデジタル広告などを中心としたデジタルマーケティング施策を担当しました。当初、従来のマス広告施策のアプローチから抜け出せていない課題がありました。具体的には、一担当者の経験や感覚でメディア選定や予算決めを行っている状況であり、「戦略的に届けたいお客様へ製品の認知を広げられているか」「費用対効果は最大化できているか」という課題に直面していました。またもうひとつ抱えていた課題は、「広告代理店に依存したプランニング」を行っていたこと。それにより社内に知見が溜まらず、ノウハウが全て外部に流出しているという状況でした。そこで、費用対効果を可視化するためにはどうするべきかを社内でしっかりと考え、デジタル広告施策の一部を担っていただいていた酒井代表に相談し、まずデータ構築のための環境を整え、データをしっかりと使える人材を育成し、プランニングできる体制を作る、という取り組みをスタートさせました。

「顧客の見える化」が実現し、意思決定がスムーズに

Legolissをパートナーに選んだ最も大きな理由は、システムとマーケティングの両方の知見を持ち、データ活用に関して信頼できるところでした。私が、マーケティング課題や社内に抱えている課題などのいわゆるビジネス全体にわたる課題について幾つか伝えると、芯をとらえたリアクションを必ずしてくれ、対応策を提示してくれます。前段でもお話ししたように、大手広告代理店にお願いするという選択枠はなく、フラットな立場にいるLegolissにパートナーとしてサポートしてもらいたいという思いがありました。この取り組みで、それまで可視化できていなかった費用対効果をArmTreasure Data CDP(以下:Treasure Data)やTableauで可視化させることが実現できました。

弊社は、量販店様のもつオフラインのチャネルを通じてデジタルカメラや家庭用プリンターを販売するビジネスモデルのため、デジタル広告のCTRやCPAなど媒体側の指標は見ていましたが、広告に接触したけど実際に商品を購入したかまでは追いかけられていませんでした。Treasure Dataを使い、広告のデータと我々が持っていた会員データを繋ぎ合わせる環境をLegolissに構築してもらい、媒体Aと媒体Bと媒体Cのどれがお客様へ最も届き購入に繋がったのかを可視化することができしました。それによってマーケティングの費用対効果も改善でき、社内の様々な意思決定にも役立ちました。

Legolissは「パートナーに深く寄り添ってくれる、貴重な存在」

最後に、Legolissの魅力はどこですか?と訪ねてみると…

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